「○○歳、○等級で車両保険無しだと大体○万円」という自由化以前のような意味の「相場」は、今はもう無いと言った方がいいでしょう。
相場が大きく広がったということは、従来よりはるかに格安の自動車保険を購入できるようになったということです。
これが自動車保険完全自由化の最大のメリットでしょう。
そして、最大20社、最大17社などの一括見積もりが自動車保険選びに欠かせないツールになりました。
20社を越す損保等から1社ずつ見積もりを取って比べるのは不可能に近いからです。
最大20社のインズウェブはすでに利用者が450万人を突破、最大17社の保険スクエアbang!は220万人を突破しています。
自動車保険一括見積もりの利用者は今後ますます増えていくことでしょう。
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※利用後の電話勧誘やセールスなどの心配もなく安心して利用できます。(口コミなどで確認できます。)
自動車保険の相場を確かめるときの手順
●まずは自分の加入条件を確認してみよう
自動車保険の相場を知りたいならまずは自分の加入条件の確認が欠かせません。
自動車保険の保険料は年齢・等級・使用目的・車種・走行距離・車両保険の有無などで大きく変わります。
相場をどんな専門家に尋ねてもまずは「加入条件は?」と質問されることになります。
●次に一括見積で各社を比較しよう
加入条件が決まっても数社の比較だけでは果たして全体の中で最適なのかどうか確信が持てません。
自動車保険は現在20社以上が様々な商品で競争をしています。
同じ加入条件で保険料の差が2倍以上になることも珍しくありません。
業界全体を視野に入れた絞込みや比較を行なって初めて相場が把握でき、後悔のない自動車保険選びとなります。
しかし、20社を超える保険会社に1社づつ見積を依頼するのでは、普通の場合不可能に近いでしょう。
短時間で多数の自動車保険を比較する方法は、一括見積もり以外にありません。
自動車保険の相場は、保険自由化によって一挙に広がりました。
中でもインパクトの大きかったのは、
@直接販売の通販型の登場
Aリスク要因を細分するリスク細分型の登場
の二つでしょう。
実際に一括見積もりで各社を比較してみた一例をご覧ください。
■年間保険料の各社比較■
・チューリッヒ 25,180円 (通販・リスク細分)
・全労災 25,900円 (共済)
・ソニー損保 29,550円 (通販・リスク細分)
・東京海上日動火災 37,580円 (従来型)
・あいおい損保 39,190円 (従来型)
・三井住友海上 40,200円 (従来型)
<加入条件>
等級 12等級 エアバッグあり(デュアルエアバッグ) ABSあり 衝突安全あり 低公害車適用 30歳未満不担保 免許の色ブルー 家族限定なし 日常・レジャー用 年間走行距離 9,000Km 対人賠償 無制限 自損事故 1,500万円 無保険車傷害 2億円 対物賠償 1,000万円 免責金額 0 人身傷害 0円 搭乗者傷害 1,000万円 入院保険金日額 15,000円 通院保険金日額 10,000円 車両保険なし
この例では、同じ加入条件なのに最大で15,000円を超える差が出ています。
たった6社でもこのような違いがあるのですから、15社、20社になれば条件によって2倍以上の保険料の差になることも珍しくありません。
■通販型の事故の時の対応は?
ネットなどの「いざという時代理店型の方が安心」という言い方は、代理店が事故対応を行なうという誤った印象を広めているのかもしれません。
「事故対応は保険会社が直接行う」のは代理店系でもダイレクト系でも同じです。
代理店による事故対応のあっせんや仲介は法律違反になり行なわれることはありません。
事故の時の代理店のメリットはあくまでも「アドバイス」です。
代理店型の問題点は、プロ代理店に恵まれる機会が非常に少ないことです。
ネットなどの「代理店探し」のコメントに表れているように、日本ではプロ代理店が業界のたった10%しか居ないのが実情です。
代理店が安心というのは、プロのアドバイスが期待できる「プロ代理店」に恵まれた時の話だと考えるべきです。
逆にダイレクト系は、事故対応24時間365日受付、初期対応365日実施、豊富な無料ロードサービスなど顧客全員が均一のサービスを受けられるしくみになっているのがメリットです。
■通販型の保険料が安くなる理由
一括見積もり比較を行なうと相場が安い保険会社はほとんどが通販型になります。
任意保険が安いのは良いけれどもこんなに安くて大丈夫だろうか
という不安、疑問を感じるかもしれません。
でも心配は要りません。通販型の任意保険料が安くなるのには明確な理由があります。
最も大きい理由は、代理店や支店など中間コストを省略して「直接取引」を行っていることです。
代理店手数料はなんと保険料の20%に相当しますので、この差は決定的です。
代理店型が5万円だとすると通販型は手数料分をはずすだけで4万円になります。
代理店業界の90%が副業代理店という日本の市場に、代理店を通さない直接販売で「適正価格」を提示しているのが通販型の自動車保険といえるでしょう。
補償、事故対応、サービスなどの基本事項については、通販型も代理店型も金融庁認可の保険事業であるという点でまったく同格の保険事業です。
数年前に保険金出し渋り問題で代理店型大手各社が金融庁から是正を受けましたが、通販型であろうが代理店型であろうが問題があれば金融庁が放って置かないということです。
1998年の自動車保険自由化によって、それまでの各社横並びの自動車保険は徐々に少なくなり、中間コストを省いた通販型や、欧米などではポピュラーになっているリスク細分が採用された保険も導入され、いまでは任意保険は全体の姿がなかなか分かりにくいほど数多くの商品が販売されています。
中でも、外資系を中心にダイレクト販売、リスク細分による適正価格(代理店経費20%を省略した"安さ")をセールスポイントに売上を伸ばしている通販型の任意保険が台風の目になって、各損保会社は激しい競争を行なっています。
私たち消費者にとってこのような状況は選ぶことのできる商品が多くあるという意味で結構なことなのですが、いざ現実に選ぶ場合になると、どれが自分に適している任意保険なのか簡単には判別できないようになりました。
特に任意保険を新規で選ぶ場合は、以前のような共通の相場がなくなったために、どこからどうやって調べればいいのか本当にわかりにくくなっていると思います。
自動車保険の一括見積もりは、このように面倒になった任意保険選びの心強いサポートをしてくれる無料サービスです。